季節のことば
肌寒い日が続き,山桜 染井吉野 八重桜と切れ目なく咲き続けた。
風に舞う花吹雪,川に流れる花筏(はないかだ),あれよあれよと桜狂いをしている間に春の時は過ぎていった。
少し落ちついてみたらもう五月,この季節の花は,牡丹(ぼたん) 華やかな風情は風と光をたのしむこの季節に相応しく,百花王 富貴花など美女や高貴なたたずまいにたとえられ,図柄として多くの美術品のモチーフとして大切にされ,現代では少し古めかしいようにも思うけれど咲きほこる姿は,初夏の風物詩としてなかなかのものである。
そして もう一つの風物詩,牡丹餅(ぼたもち)もなかなか気になることではあります。