◆平成20年10月の作品
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●「社中作品」紹介コーナー
般若心経の中にはいろいろな言葉がありますが五蘊皆空(ごおんかいぐう)という
「人間を構成する五つの要素はすべて実体のないもの」という意味
が好きなのでチャレンジしました。
今迄筆を持つことのない生活をしているのでこの機会に大きな字を書いてみました。
小山三千代
●10月の講師作品
藤原敏行(ふじわらのとしゆき)
三十六歌仙の一人で,能書家としても知られ「空海」に比肩するといわれた平安時代の人
「空にはきらきら金の星」
何方(どなた)でも読んでいただき,そして書いて,描いてたのしめる書をめざしています。
●季節のことば
「秋きぬと 目には さやかに みえねども」
いつの間にか,蝉の声を耳にしなくなり虫の音の根元に,小さな風が立つ。
イヌタデ,ナナカマド,マユミなどの実,紅葉をはじめた木々。
秋茜は 体を真っ赤にして,さわやかな風と空に身を浮かべ,あの大きな目で美しい秋をたのしんでいるよう。
朱夏の名残は 白秋のときを華やかに錦へと彩る。
気がつけば,やわらかな夕日に銀色の穂が同じ方向に棚引き,
嗚呼(ああ) 季節が動いて
「風の音にぞ おどろかれぬる」
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