季節のことば
眠らむと欲して眠らず除夜に坐す 雲天この夜 芳春(ほうしゅん)に秀(ひい)ず
嵯峨天皇の御歌にある,すがすがしい一夜があけた。
一転 別世界と感じる心の動き。何かよいことがあるように思える明るい気持ちのはじまり。
にこにこと賑賑(にぎにぎ)しく,初春のたより,初夢,初詣,初荷,書き初めなどなど 初の字をいっぱいつけて,なんでも受け入れて。
一月も半ばを過ぎると,たのしかったけれどやれやれ終わったみたいな脱力感。
月も末になれば やはり 日常が一番よいかなと思ったりしつつ,ことしも慌てず,ゆっくりよい時間を過ごすことが出来る年としたいと思う。