◆平成21年6月の作品

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●6月の社中作品
社中作品
字を書くのが大好きで,右側半身のみ使えますので,季節のお花を描いたり,自由にさせて頂いて,
いつも楽しく車椅子でお教室に通っています。
                   小野艶子

●6月の講師作品 
俵万智の短歌

わすれたきことのみ多い6月に,
ガラス細工の文鎮をおく。
             俵万智
季節のハガキ
かきつばたのハガキ

●季節のことば
季節のことば2 季節のことば2 季節のことば1
季節のことば
春を司る神を「青皇」(せいこう)夏をつかさどる神を「赤帝」(せきてい)といったようです。
春でもなく夏でもなく雨催(あめもよ)いの頃,
春の青と夏の赤をまぜた紫のグラデーションの花を多く目にする。
その中でも「杜若」(かきつばた)。
「いづれ菖蒲か杜若」甲乙をつけがたい美女二人のたとえにもあるように,この二つを見分けるのは難しい。
花びらに網目のような模様があるのが「菖蒲」,花びらの中心に白い線のあるのが「杜若」。
「燕子花」(かきつばた)と書くのは,花を布に摺りつけて染める「書き付け花」に由来し,万葉のころから用いられたといわれている。
清少納言が「めでたきもの」としてあげる藤色。
古くは,アサガオと呼ばれ万葉集にも詠まれた桔梗の色,ききょういろ。
平安時代,高貴であでやかな色として愛された紫。
能,杜若の幻想的なシーンを思いながら,今夜は月をながめてみましょうか。

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