◆平成21年8月の作品

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●8月の社中作品
蕪村の句
 短い言葉で表現できる俳句を選び,
春ののどかな一日をうたった 蕪村の句を料紙に書いてみました。
                   田中恵子
滝
森深く,ひっそりと静かに流れる滝をイメージしています。
                   弘津久コ

●8月の講師作品 
微かに遠寺の鐘を聞く 夕に向かいて風吹き尽くし
夕に向かいて風吹き尽くし
微かに遠寺の鐘を聞く
             朱熹(しゅき)
涼風一味
涼風一味(りょうゆういちみ)
季節のハガキ
スイカのハガキ
雨のほしいこのごろ
お変わり ありませんか
近いうち アイスコーヒーでも

●季節のことば
季節のことば2 季節のことば2 季節のことば1
季節のことば
この暑さ なんとかなりませんかと問えば,「心頭滅却すれば火もまた涼し」という答えが返ってきそう。
ならばと,巨大な入道雲,ぬけるような青い空,夏の夜,花火,ゆかた,西瓜,氷と思いつくままに表記してみると,夏ならではというものが多いと感じる。
今夏は「暑中お見舞」を出してみましょうという記事が,目につく。
私用,ビジネスに。
ビジネスでは人間関係を円滑にするためにも役立ち,手書きにすることもすすめているようです。
そうですよ!!
縦につづられた文章は,心の中にすっと入ってゆくのです。
特に夏の文は,きまりをあまり気にせず,自由にしたためることができます。
宋の大儒 朱熹は,「炎蒸(えんじょう) 奈(いかん)ともす可(べ)からず」と詠んでおります。
朝涼(あさすず) 夕涼(ゆうすず) 夜涼(やりょう) 木陰 昼寝 など,すずやかで心地よい言の葉を集めて たのしくやりすごす。
これも「火もまた涼し」の心地かもしれない。

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