◆平成22年2月の作品
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●2月の社中作品
詩の華やかさに合った紙を選び,又,詩を心の中で口ずさみながら,リズム感を大切に筆を運びました。
今村則子
●2月の講師作品
ただ過ぎに過ぐるもの
帆にかけたる舟,人の齢(よわい)
春夏秋冬
枕草子
初午(はつうま)が春を連れてくる。
お会い出来る季節ももうすぐ お元気で
●季節のことば
東風解凍(はるかぜとくこおりを)
春立つ日 たちまち東風(こち)吹いて,氷を解かすとある。
かつて,介護をしている時,
財布が無くなった,の一言で凍り付く。
「泥棒にされるのは,世話になっているという意識が負担となり,無意識に,介護してくれる人を加害者と考えることで,自分のバランスをとっているのかもしれない。」
先日 なにげなく読んだ本の一文で,長い間の蟠りが解ける思いをした。
陽だまりにある石に,そっと触れてみる。
柔らかい暖かさ。
そうだ,空を飛んでいるかもしれない
おばあちゃんに,この
暖かさ,伝えようと思う。
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